1型糖尿病患者のおどおど記録

10年間の糖尿病患者、日常の闘病記録を書いています。2010年秋に発症に突如発症した一型導尿病と付き合って10年、それまでのこと、これからのことの記録です。

もしもの備え

9月1日は防災の日「もしもの備え」で欠かせないものの一つに、わたしの場合は、一型糖尿病であるため、薬は欠かせません。

薬とは、インスリ注射である。

食前に投与しなければ、体内の血糖値が上がってしまうのです。

食事に含まれる糖質量によって、投与量が決まるのだが、

わたしの場合、一回の食事における糖質量は、大体決めているので、

通常ならば同じ量を注射しています。

被災して、食事は得られたとしても、内容はいつもと異なるし、体の疲労、ストレス度合いを考えると、通常のようにインスリン機械的に投与することには躊躇するでしょう、その効き目が違ったものになるだろうと思うからです。おにぎりがやパンを目の前にして、今までの経験則で糖質量を大凡を計算し、インスリンを投与すべきと思いますが、低血糖を考えると量は控えめになってしまうかもしれません。

また、血糖測定器はあればいいのだけど、最悪を想定して無い場合を考えると、さらに投与量は勘に頼ることになるでしょう。10年こういう生活をしているけど、うまく勘が働かない可能性も多々考えられます。

そして、一番の最悪、インスリン注射が手元になかったら、その時は、極力糖質を控えた食事をしなければならないが、極限の状態で何を優先すべきか、空腹で倒れるくらいなら、とりあえずあるものを食べる。血糖値が上がりすぎて倒れた経験はないけど、いまはそれしが思いつかないです。

被災して3日間しのげれば、元の食生活には近づけると思うし、以後、改善に努めればいいと考えているからです。

一方、怖いのが、低血糖です。

インスリンが効きすぎて、低血糖を引き起こすことが時々であって、そのためにフラフラになるので、気をつけたいと思っています。

気をつけるといっても、飴やジュースがあれば回復するので、防災袋にローリング方式により、保管するようにしています。

これらは、日常では、常々目にするものだけど、災害時に手に入るだろうか。用心に越したことはありませんね。