1型糖尿病患者のおどおど記録

10年間の糖尿病患者、日常の闘病記録を書いています。2010年秋に発症に突如発症した一型導尿病と付き合って10年、それまでのこと、これからのことの記録です。

一型糖尿尿病の発症

2010年(平成22年)秋頃、正常に機能していた膵臓が異変を起こし、インスリンを作れなくなりました。最初は何が起こったのか分からず、まさか自分が糖尿病を患ったとも思わず、ただただ喉の渇きと、頻尿に悩まされる日々が始まったのでした。

その後、病院を複数受診し、最終的には、1型糖尿病と診断されたのでした。

年齢は、46歳。それまで健康診断は全て「良好」、会社でも課長職を任され、意気揚々としていた頃でした。運動も仕事帰りにはスポーツジムに通い、リフレッシュ。体重も筋肉質の痩せ型、食欲旺盛、飲酒も、スイートも好きだったが、肉も野菜もバランスよく摂っていました。

なのに糖尿病と診断され、この病気を原因とする大病を考えると、恐ろしく、夜な夜な怯えたものです。(もちろん今でも、神経、目、腎臓などに起こりうる合併症に怯えています。)

当時は、現実を素直に受け入れることができず、この病気の原因は、課長職という肩書きからくるストレス、このコントロールに日々、悪戦苦闘しているからだ。もともと、リーダーシップ型の気質ではなく、プレイヤー気質だったため合っていないんだと、外部に大きな原因があると勝手に考えてみたりしましたが、1型糖尿病はそんなに甘い病気ではなかった。仕事が順調に進み、プライベートも文句なし、欲しいものは買えるし、、、なのに、数値の改善はなかったです。

それでも、心身健全にして運動も続け、ストレスを抱え込まなければ、免疫力が高まって、治せる、これまでの病気と同じように、気力、体力で、克服できる、とまだまだ楽観していた。

自分は特別だ!

しかし、現実は、全くその通りにはいかず、血糖値は改善されず、体重は落ちさらに痩せほそり、周りからどうしたのか心配され出す始末であった。

 

結局、事実を受け入れることができない時期があっただけであった。

 

つまり、この病気は、臓器の一部不全なんだ、一生付き合わなければならないのである。このシンプルなことを受けいるのに、随分と遠回りをしたものでした。

 

こうした初期の状態から、2020年(令和2年)まで約10年が経ちました。

恐れていた、失明、脚の切断などには今の所、至ることなく、日常に自分なりに注意を図りながら日々を送っています。

一方、仕事はそれなりにこなし、時にには国内、海外旅行にも行き、食生活も満足しています。

このブログでは、これからの自分、そして同じように悩まれている方々に少しでも役に立てればと思い、書くものです。

わたしは、意思が弱く、気も弱く、決断しても続かない性分です。心配性だけど、時々、大胆な行動をして、自分でも驚いています。平均的な、どちらかというと小心者のどこにでもいる一市民が綴る、主観的なブログの内容であることを、お許しください。